【座間9人殺害事件】twitterでターゲットを探し、次々と殺害した男。次の準備もできていた。
- 2024.09.19
- 日本の事件
事件概要
| 発生場所 | 日本、神奈川県座間市緑ケ丘六丁目16-15シーバスハイム205 |
| 事件発覚日 | 2017年(平成29年)10月31日に発覚。 |
| 犯人 | 白石隆浩(逮捕当時27歳) |
| 内容 | アパートで若い女性8人・男性1人の計9人を殺害、遺体損壊し クーラーボックスの中から発見された。 |
| 判決 | 2021年1月5日 死刑確定。 |
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事件発覚のきっかけ
9人目の被害者となってしまった23歳女性の兄が、行方不明の妹を探すために
SNSで呼びかけを行った。
「とあるユーザーに妹がダイレクトメッセージで連絡しました」
「トントン拍子で話しは進みその4時間後には駅で合流してしまったみたいです」
この書き込みに当時30歳の女性が返信した。
「妹さんがやりとりしていた相手は、私が会った男と同じかもしれない」
兄は30歳女性と連絡を取り合い、警視庁にも情報提供したという。
このことから警視庁は白石をおびき出す作戦を行った。
30歳女性に白石に待ち合わせの連絡を入れてもらい、約束通り待ち合わせ場所に現れた白石に「行けなくなりました」とドタキャンをさせた。
捜査員は自宅へ戻る白石を尾行しアパートを特定。
室内に踏み込み、行方不明の女性の居場所を尋ねると
「この中です。」とクーラーボックスを指さした。
事件を起こす動機ときっかけ
事件より少し前までは東京都新宿区歌舞伎町にある職業紹介会社で風俗店などに女性を派遣する仕事をしていた。
2017年2月6日
職業安定法違反(有害業務の職業紹介)の疑いで逮捕され同月に起訴された。
(性風俗や売春などの業務に就かせるための仕事の紹介)
2017年3月
保釈され、実家で父親と2人暮らししながら倉庫会社でアルバイトをするが、その際に「父親のもとを早く離れたい」「女性のヒモになりたい」と考え、スカウト業の経験から、自殺志願者は言いなりにしやすいと思いつく。
2017年3月15日
白石はTwitterアカウントを開設して「自殺したい」などと嘘のツイートをするようになり、Twitterを利用して自殺願望を持つ女性たちと交流することを開始している。


2017年5月29日
歌舞伎町での職業安定法違反の件で、懲役1年2月・執行猶予3年の有罪判決を受けた。それからまもなくバイトを辞めて無職となり、それ以降はほとんど仕事をしておらず、後に「楽して生活したかった」などと供述している。
アパートへの入居
2017年8月18日
事件現場となったアパートの賃貸契約。
賃貸契約の際に口座に一定額を所持している必要があり
1人目の被害者となるAさんに51万円を自分の口座に振り込ませた。
アパートの入居手続きは父親が済ませた。
2017年8月22日
事件現場となったアパートへ入居。
事件の手口
Twitterアカウントを開設して「自殺したい」などと嘘のツイートをし、自殺願望を持つ女性たちと交流。Twitterでメッセージを送った女性らを自宅に招き入れ、睡眠薬・酒を飲ませた後に、ロフトから垂らしたロープで首を吊って絞殺した。
被害者
【1人目】2017年8月23日ごろ 女性A(当時21歳・神奈川県厚木市)
| 「アパートの入居費に充てるため」に女性から借りた51万円の残額36万円の返済を免れる目的で女性の殺害を決意し、女性に性的暴行を加えた上、自宅アパートにて女性をロープを使用して首を絞めて殺害し現金数万円を奪った |
【2人目】2017年8月28日ごろ 女子高生B(当時15歳・群馬県邑楽郡邑楽町)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数千円を奪った。 |
【3人目】2017年8月30日ごろ 男性C(当時20歳・神奈川県横須賀市)
| 1人目の被害者Aさんを探しにきた男性。 殺害が発覚するのを恐れて、自宅アパートにてロープで首を絞めて殺害し、現金数千円を奪った。 |
【4人目】2017年9月16日ごろ 女子大生D(当時19歳・埼玉県所沢市)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数百円を奪った。 |
【5人目】2017年9月24日ごろ 女性E(当時26歳・埼玉県春日部市)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数千円を奪った。 |
【6人目】2017年9月28日ごろ 女子高生F(当時17歳・福島県福島市)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数千円を奪った。 |
【7人目】2017年9月30日ごろ 女子高生G(当時17歳・埼玉県さいたま市)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数千円を奪った。 |
【8人目】2017年10月18日ごろ 女性H(当時25歳・神奈川県横浜市)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数百円を奪った。 |
【9人目】2017年10月23日ごろ 女性I(当時23歳・東京都八王子市)
| 自宅アパートにて性的暴行を加えた上、ロープで首を絞めて殺害し現金数百円を奪った。 |
証拠隠滅
遺体の解体は証拠隠滅目的だった。
解体は室内の浴槽で行い、頭部以外の遺体の他の部分は解体後に密封容器に入れて現場のアパートから離れた2か所のゴミ置き場に捨てていた。
室内にはクーラーボックス3つ、大型の収納箱8つがあった。
大型収納箱の7つにバラバラに解体された遺体が入っており、
残り1つは空だった。
箱から発見された遺体には証拠隠滅のためにネコのトイレ用の砂が被せられていた。
クーラーボックスに頭部や骨を保存していた理由については、頭部を解体して周囲住民に発覚することを恐れ、後日山に埋めに行こうと考えていたと話した。
発見された空箱
部屋からは、1つの空箱が発見されている。
白石は犯行のたびに箱を準備していたことを供述しており、この空箱は10人目の被害者を狙う計画のために準備されていたとみられる。
判決
2020年12月15日
死刑判決を言い渡した。
2020年12月18日
弁護人が控訴手続きを行う。
2020年12月21日
死刑判決を受けても控訴しない意向を表明していた白石が、高裁への控訴を取り下げた。
2021年1月5日0時
死刑が確定。
事件発覚の手助けとなった30歳女性
冒頭で出てきた、おとり作戦を手助けしてくれた30歳女性。
この女性も自殺願望があるという内容でSNSで白石と出会った一人だった。
この女性は待ち合わせをした後食事をし、しかも白石に食事代をおごらされていた。この時点で白石に自殺願望がないのでは?と、違和感を覚え自宅にはついていかず助かったという。
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