【柴又三丁目女子大生殺人 放火事件】懸賞金800万円の未解決事件 付近で目撃された黄土色のコートの不審な男とは?
事件概要
| 発生日時 | 平成8年9月9日(月曜日) |
| 発生場所 | 午後3時50分ころから午後4時39分までの間 |
| 内容 | 東京都葛飾区柴又3丁目の民家より火災が発生。約2時間後に消し止められ、焼け跡から上智大学4年生の女子大生(当時21歳)の遺体が発見された |
| 被害者 | 上智大4年の小林順子さん(当時21歳) |
| 犯人 | 不明 |
| 備考 | 上智大生殺人放火事件とも呼ばれる 懸賞金800万円 |
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被害者の小林順子さん

上智大学4年生の女子大生(当時21歳)
小林さんはジャーナリストを志しており2日後にアメリカへの海外留学を控えていた。
遺体は口と両手を粘着テープで、両足をパンティーストッキングで縛られており、首を鋭利な刃物で刺されていた。
現場の状況や交友関係などから、顔見知りの犯行と思われた。
現場に残されたマッチ箱の残留物から家族以外のDNAが発見され、さらに2階の遺体に掛けられていた布団に付着した血液と一致した。性別が男であることも明らかになった。
奪われた未来
事件後、警視庁は現場から回収したネガフィルムと現像した約400枚の写真も遺族に返した。
順子さんが書いた論文も焼け焦げていた。
友人との飲み会や旅行などを楽しむ小林さんの笑顔が多数残されていた。
遺品を受け取った賢二さんは「これから世界に羽ばたこうとしていた矢先だった。無限の可能性があったのに無念だ」と話した。
事件現場の自宅

事件発生日
平成8年9月9日(月曜日)は、朝から雨が降っていた。
昼過ぎから強く降り出し始め、15時0分過ぎにはさらに激しくなっていた。
父親は福島に出張中、姉も仕事で不在、家には母親と被害者の二人きりだった。
15時50分少し前に被害者がトイレに行くため自室から一階に降りる。
この時、仕事に出かける準備をしている母親へ「こんなに雨が降っていても自転車で出かけるの?」と声を掛けた。
これが最後の会話になった。
母親が家を出てからの事柄
| 15:50 | 母親が仕事のために家を出る、玄関に鍵はかけなかった |
| 16:15頃 | 近所の通行人によると火は出ていなかった |
| 16:35 | 出火 |
| 16:39 | 隣家から119番通報 |
| 18:00頃 | 内部が全焼、ようやく火が消し止められる |
消防隊員が2階の和室で小林さんを発見、直ちに病院に搬送されたが、死亡が確認された。
事件現場の3D画像

小林さんは2階の両親の寝室で発見された。
犯人の遺留品
| 犬の毛 | 小林さんの口と両腕を縛っていた粘着テープに3種類の犬の毛が付着していた。 小林さん一家は犬を飼った事がないことから、犯人が犬のいる環境で生活 しているのではないかと思われる。 |
| 血液 | 2階にある仏壇の近くにあったマッチ箱が1階玄関付近に落ちていた。 そこからA型の血液が採取されている。被害者も含め家族にA型の人間はいない。 マッチ箱は犯人が火を付ける際、使用したとみられる。 |
顔見知りの犯行か?
父親のスリッパが2階にあったことから、顔見知りの人間を家に招き入れた可能性がある。
不審者情報
事件前後、現場付近では多くの目撃情報がある。事件当日に近い順から表にした。
| 日時 | 不審者 |
|---|---|
| 事件当日の午後4時30分から40分ごろ (小林さん宅が出火したころ) | 雨の中を傘も差さず現場付近から駅の方面へ走って行った白い手袋をした20〜30代ほどの男 |
| 午後4時ごろ | 道路に立って小林さん宅の様子をうかがっていた 40代ほどの男 |
| 午後4時ごろ | 小林さん宅の南側で自転車を乗り回していた 30代前半ほどの男 |
| 事件の数時間前 | 京成高砂駅で「柴又3丁目はどこですか?」と道を尋ねていた男 |
| 午後4時ごろ | 京成高砂駅付近で柴又3丁目への行き方を主婦に尋ねていた男と似ている、黒傘を差して現場近くに立っていた中年男 |
| 午後1時ごろ | 小林さん宅付近で主婦を尾行し、家の前でライターをいじり、体操をしていた40歳前後の男 |
| 午前9時から午後3時までの6時間 | 金町公園周辺をうろついていた白い手袋の男 |
| 事件前 | 小林さん宅を見ていた男。 30代後半、身長約160センチ、やせ形。 黄土色のレインコートと黒ズボン姿 |
| 事件3日前の正午過ぎ | 近くの何軒かの家に入りこんで追い返されたり、他人の家の門前でライターをいじるなど不審な行動を取っていた40歳前後の中年男 |
| 午前5時ごろ | 小林さん宅近くの掲示板付近で「ふざけんな、ぶっ殺すぞ!」と叫び、軍歌を歌いながら自転車で走り去った男 |
黄土色のコートの男
事件直前に現場付近で「コートを着た不審な男を見た」という目撃情報が2件寄せられている。
目撃証言1

体形
■150から160センチメートルくらい
■やせ型
服装
■黄土色っぽいコート
(えり付き、フードなし)
■コートは男の身長、体格に合わないサイズの大きなもの
■黒っぽい色のスウェットのようなズボン
目撃証言2

体形
■160センチメートルくらい
■中肉又は、少しやせた感じ
服装
■黄土色っぽいコート
(えり付き、フードなし)
■黒っぽいズボン姿
イメージ図

イメージ3D動画(警視庁)
当時のことを思い出してみてください!
テレビ番組
NHK連続テレビドラマ小説「ひまわり」「ふたりっ子」
NHK大河ドラマ「秀吉」
民放ドラマ「ロングバケーション」
流行語等
「自分で自分をほめたい」
「ルーズソックス」
「チョベリバ・チョベリグ」
「ストーカー」
懸賞金
この事件の懸賞金は800万円です。

捜査特別報奨金 上限額300万円
小林 順子さん殺人事件の捜査に協力する会による謝礼金 上限額500万円
事件の現場
事件後、現場となった自宅はなくなったが純子さんの両親が地元消防署に無償で土地を貸与。
消防用具を収納する2階建ての格納庫が建てられた。
敷地内には、亡くなった小林さんの冥福を祈る「順子地蔵」も置かれている。

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