【少年法は必要か】市川一家4人殺害事件 女子高生を暴行…更に家族全員を殺害した少年は死刑になるとは思わず出所に備えていた。【最悪事件】

【少年法は必要か】市川一家4人殺害事件 女子高生を暴行…更に家族全員を殺害した少年は死刑になるとは思わず出所に備えていた。【最悪事件】

この事件は少年犯罪の中でも史上最悪と言われる。当時19歳少年だった関光彦が15歳少女に性的暴行を加えたあげく、その女子高生の家族を惨殺した。この少年は、当該事件以外にも多くの事件を起こしている。
この事件をきっかけに「少年法」の在り方に議論を呼んだ。少年法や永山基準…今一度考えてみたい。

事件概要

発生日時1992年(平成4年)3月5日夕方から3月6日朝にかけて
発生場所千葉県市川市幸2丁目5番1号
行徳南スカイハイツC棟8階(806号室)
内容性的暴行をした女子高生の生徒手帳から住所を特定。
ヤクザ絡みで金が必要になり女子高生宅に強盗目的で侵入。
女子高生に性的暴行を加え、一家5人のうち4人を殺害した。
被害者柳沢さん一家
祖母(当時83歳)死亡
父 (当時42歳)死亡
母 (当時36歳)死亡
次女(当時4歳)死亡

長女(当時15歳)性的暴行、傷害
犯人関光彦(当時19歳)
判決死刑
2017年(平成29年)12月19日 執行。
44歳没

被害者

現場となったマンション

行徳南スカイハイツC棟の806号室で事件は起こった。

犯人、関光彦(せき てるひこ)

生年月日:1973年1月30日
出生地 :千葉県千葉市
家族構成:両親と弟の4人家族
家業  :母方の実家から引き継いだ家業はうなぎの加工販売店で全国展開する人気店だった。
父親  :酒やギャンブルで借金をし家族に暴力をふるっていた。
環境  :自宅には連日借金の取り立てに暴力団の組員たちが訪れ、父からも暴力を受けたり虐待されていた。

柳沢さん宅を知るきっかけ

1992年2月12日
夜、長女はシャーペンの芯を買いに自転車で出かけた。
その夜道に関の乗った車に轢かれる。関は強姦目的で長女の自転車に車を当てた。
そして長女を病院へ連れて行ったあとに自宅へ連れ込み強姦した。
この時に、関は長女の生徒手帳から自宅を知った。

長女は被害届を出したが、この件で関は捕まっていない。

ヤクザに200万円を請求される

関は数日前フィリピンパブの女性を自宅に泊めヤクザに追われていた。
その件で200万円を請求される。

そして長女の生徒手帳を元に知った柳沢さん一家のマンションへ窃盗目的で侵入する事にした。

事件発生

祖母の殺害

鍵が開いていた柳沢さん宅へ侵入。
家では83歳の祖母が寝ていた。

関は構わず金品を物色するが、何も見つからないため祖母を蹴って起こし金の在りかを迫る。
しかし祖母は要求に応じなかった。

そして警察に通報しようとしたことからコードで首を絞め殺害。
現金約40万円を強奪している。

母親の殺害

夜7時頃、母親と長女が帰宅。
関は2人を包丁で脅し、うつぶせにさせた。

そして母親の背中を刺し殺害。

次女の帰宅と夕食

しばらくして保育士が4歳の次女を連れてきた。
関は長女に対応させ、次女を家に入れる。

長女に夕食を作らせて3人で夕食を食べている。
そして次女を寝かしつけた後、関は長女を強姦した。

父親の殺害

関が長女を強姦している最中に父親が帰宅。
関は父親を背後から刺し、預金通帳と現金約16万円を奪い殺害した。

父親の会社の通帳を強奪

日を跨いだ3月6日1時ごろ
関は長女を連れて父親のへ行き、男性社員から預金通帳7冊と印7個を受け取りった。
そして長女をラブホテルに連れ込み再び強姦。

最初の通報

1時30分ごろ
父親の会社の男性社員が、長女の様子を不審に思い、警察官とともに806号室に出向いている。
部屋のドアを叩いたり室内に電話をかけたりしたが、この時は部屋の照明が消えており、応答もなかったため、署員は不在と思って引き揚げた。この時に家の中には次女だけが生き残っており、寝ていた。

次女の殺害

3月6日午前6時30分ごろ
マンションへ戻ったところ、次女が起きて泣き出した。
関は背後から刺して次女を殺害。
長女は「どうして妹まで刺したの。何でこんなことするの」と関を責めた際に左上腕部と背中を切りつけられている。

2度目の通報

父親の会社の男性社員が、昨夜の様子を不審に思い電話をしている。
その電話に出たのは長女だった。男性社員が「脅している奴が部屋にいるのか」と尋ねるとうなずいた。やはり様子がおかしいため男性社員はマンションを訪問する。

マンションは玄関の鍵が掛かかり、呼びかけても応答がないため通報。

長女を犯人に仕立て上げる

関は「俺に殺されたいか、それとも一緒についてくるか」と長女を脅迫して包丁を持たせようとしていた。長女が犯人であるかのように偽装工作し逃走しようとしていたのだ。
エレベータホールまで逃走していたが警察官3、4人との格闘の末に取り押さえられ、現場へ連れ戻されている。

逮捕

関は長女とは以前から親しい仲だったと虚偽の供述をしていたが、夜になって犯行を認め、強盗殺人容疑で逮捕された。

関の犯罪歴

江戸川事件1991年10月19日
東京都江戸川区で傷害事件を起こす
中野事件1992年2月11日
路上を歩いていた女性を殴って負傷させ、自宅アパートで強姦。
傷害・強姦事件
長女強姦事件1992年2月12日
本事件の被害者である長女を車で轢き、自宅へ連れ込んで強姦。
傷害・強姦事件
河原事件1992年2月25日
交通トラブルを発端とした傷害・恐喝事件
岩槻事件1992年2月27日
交通トラブルを発端とした傷害・窃盗事件
一家殺害事件1992年3月5日、6日
本事件の被害者、柳沢さん一家4人を殺害。
長女を強姦、傷害。

判決

2001年12月21日 死刑が確定。
事件から約9年後だった。

それから約16年後の2017年12月19日
東京拘置所で死刑を執行された。44歳だった。

犯行時少年に対する死刑確定・執行は、いずれも永山則夫連続ピストル射殺事件)以来だった。

死刑にはならないと思っていた

関は自分が死刑になることは考えておらず、逮捕直後も「ああこれで俺も少年院行きか」程度にしか考えていなかったという。

また、路上を歩いていた女性を殴って負傷させ、自宅アパートで強姦した「中野事件」では「どうせつかまるのなら学生の頃、昔から好きだった娘にしておけばよかった」という筋違いな後悔をしていた。

また、出所後に備えて資格を取ろうと、面会にきた母親に教科書などの差し入れをさせている。

20歳で行動を改める不良仲間

関は、周囲の不良仲間たちが19歳と20歳を明確に分けて行動しており、20歳になってからは実名報道されるので、一転して非行を改めていたことを話している。
自分は事件当時少年だったために後先考えずに犯罪に走ったという旨の自己分析を述べている。

関の思う少年法について

いちいち『少年法〜』とか『死刑にならない〜』とか考えながら事件を起こすなら、もう少し頭を使って、指紋が残らないように軍手の一つもはめますよ。
高校も満足に行っていないような者に、少年法の中身を丁寧に教えてくれる人がいると思いますか。

神戸連続児童殺傷事件(1997年)で少年法改正論議が沸騰した際には

大人と同じように処分することにして、いじめや恐喝、リンチ殺人がなくなると思いますか。きっと変わらない。それどころか、これまで以上に陰湿なやり方が増えることになるだけだと思います

関は少年法を改正して少年犯罪を厳罰化しても、衝動的に罪を犯す少年に対する抑止力にはならないという考えを示していた。

少年法 18歳への引き下げ

少年法は、2022年4月1日に成人年齢が18歳に引き下げられたことに伴い改正された。

特定少年

18歳、19歳を『特定少年』と呼び、実名公表が可能となり、死刑判決を受けることもある。

17歳以下

14歳から17歳以下は少年法が適用され、通常の刑事手続とは異なる手続きがとられる。
死刑を科すことができないが、無期懲役の対象となる場合はある。

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